3/25 新しい現場と事務所木部塗装

2020年3月25日|カテゴリー「殿井章仁のブログ
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 本日の現場では下地調整と周辺の掃除、メダカの移動など(笑)確認作業程度で、私は主に事務所の階段と柱の木部(もくぶ)塗装の仕上げに入りたいと思います。

 事務所の階段の塗装となると普段から人が常に行き来しますし、夜7~8時まで社長をはじめ誰かしらは事務所内に居ますから塗装をかけるタイミングは難しかったです(笑)
 昨日と一昨日も隙を見て、朝早くであったり来客のなさそうなタイミングを見計らって少しずつ部分的に2度塗りまで終わらせてあったのですが、今日で仕上げまでもっていく予定で取り掛かります。

 まずまだ誰も出社してこない朝早くに3度塗り予定の階段周辺を一度仕上げ、乾かせた後に3度目、その後柱周辺の傷みのひどい部分も重ね塗りする予定です。
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 とりあえず皆が出社前に一度塗り終え、乾かせている間に現場で下地調整と確認作業に足場内をまわります。
今日のところの作業内容は簡単な下地調整と見回り掃除で、打ち合わせの為の写真を各箇所撮りまたすぐに事務所へ帰れます、ちなみに今回も事務所からすぐ近くの現場ですので移動が楽で助かります(笑)

 事務所へ戻り、階段の乾き具合を見ながら柱も塗装にかけていると、弊社関係者も数人階段を上がっていきます!!
塗った本人からすればヒヤヒヤもので乾ききっていない塗面が気になって仕方ありません(笑)

 木部(もくぶ)への塗装は傷みが出ていればいるほど表面に塗料がよく染み込みまして、木部用の塗料には防腐剤も含まれているため後々の強度も考えるとよく染み込ませ、何度も何度も重ね塗りしたくなります。
 せっかく塗るのであれば長く強く、綺麗であって欲しいと思うのは塗装職人も皆同じ想いでいると思います。
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 ですが通常は木目を残す為もあり、外壁や瓦のように何度も何度も重ね塗るものではないのですが、常に行き来する階段だということと、なにせ「(㈱)匠工房」の階段と柱ですので木目が無くなりそうな程ぎりぎりまで塗りすぎてしまってはいます(笑)

 また木部(もくぶ)に限らず塗装にかける外壁(主にサイディングボード)に屋根瓦も、傷んでいればいるほど塗料がよく染み込み吸い込みます。
 実は弊社の事務員さんもなにせ新築の方が専門でしたので、この現象をよくは解っていなかったようで(笑)一般の方に分からないのは仕方がないのですが、一般的な住宅塗装工事は単純に色を付けて綺麗にするだけではないのです!!!
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 むしろ塗装職人をはじめ我々関係者にとっては、傷んで水分をよく吸い込む状態の外装材に塗料をよく染み込ませ、防水効果で傷みを止めてやろうという方向性の考えが強くなるものです。
 どちらかといえば色がどうこうよりも防水耐久性の方に重きを感じるのは、傷んだ壁や瓦に実際に直接手を触れ、雨が降れば水分が染み込んでいくのを間近で見ているからかもしれません。


......とここでまた長くなりすぎましたので(笑)階段を塗装中に業者のM様がおいでになり、革靴の革底に少し塗料がのってしまって革も強くなったりしたのはまた今度のお話にしておきます(笑)

 それではお疲れ様でございました!!!