長期優良住宅

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「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアし、認定を受けた住宅は「長期優良住宅」と呼ばれています。

長期優良住宅のメリット
①住宅ローン減税(控除率最大1.2%)
②その他の税制優遇(控除・軽減)
③【フラット35】S(住宅ローン金利優遇)
④木のいえ整備促進事業(補助金100~120万円)
⑤木のまち整備促進事業

長期優良住宅として認定されるためには、いくつかの基準をクリアしなければなりません。
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バリアフリー性
将来のバリアフリー改修に対応できるようになっていること。
可変性
ライフスタイルの変化に応じて間取りを変更可能になっていること。
耐震性
極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため損傷のレベルの低減を図ること。
(耐震等級2以上とする)
省エネルギー性
次世代省エネルギー基準に適合するために必要な断熱性能などを確保していること。
居住環境
良好な景観の形成や地域における居住環境の維持・向上に配慮されていること。
維持保全計画
定期的な点検、補修などに関する計画が策定されていること。
維持管理・更新の容易性
構造躯体に比べて耐用年数が短い内装や設備について、維持管理を容易に行うために必要な措置をされていること。
劣化対策
数世代にわたり住宅の構造躯体あが使用できること。
住宅面積
一戸建ては75㎡以上、少なくとも一つのフロアの床面積が40㎡以上であること。

税制のメリットとしては・・・
・住宅ローン控除の控除額が10年間で最大500万円
・【フラット35】Sで金利が10年間引き下げられる
・不動産所得税では、新築を建てる場合、通常であれば1200万円の控除が長期優良住宅では1300万円になる。
・登録免許税では税率が0.1%に優遇される。

長期優良住宅に住むことは金銭面で多くのメリットが存在します。

デメリットとしては・・・
まず申請のための時間が必要になる点があげられます。
認定のための手数料と作業料が別途必要となります。
長期優良住宅は優れた基準をクリアしている分だけ、通常の住宅と比べて建設コストが1.2~1.3倍に増える傾向があります。
住み始めてからの定期的な点検をする必要があります。